数値と文字列の代入について
今回の目標
説明
「x = 10」の意味が数学と違います!
学生時代に数学を学びましたが、忘れてください。と言うのも、そこで学んだ知識が邪魔になるからです。次を見てください。
X が 10 と等しいとき、「X = 10」 と書く。
Range("A1")は、セルA1のことです(詳細は次章で説明します)。ここは問題ないかと思います。
次に、ExcelVBAでの意味を確認します。
セルA1 に 10 を代入(設定)するとき、「Range("A1") = 10」 と書く。
上述にもある通り、セルA1 に 10 を代入(セル等に値を設定すること)するときに「Range("A1") = 10」と書きます(If構文を使用した場合は例外とします。詳細は次章以降)。この法則は慣れるしかありません。これはExcelVBAだけでなく、プログラミング共通の法則です。早めになれておきましょう。
文字列の代入について
代入は数値だけでなく文字列([ABC]や[あいう]、[_]等の数値以外のこと)も可能です。ここで注意ことがあるのですが、文字列を取り扱う時は、その文字列を「""」でくくらなければなりません。下は、Xに「ABC」を代入するときのサンプルです。
Range("A1") = "ABC"
「文字列」とは数値以外の値と覚えていただければ問題ありません。
下に例を書いておきます。
- 数値・・・0, 1, 1.5, -1, -1.5 等
- 文字列・・・A, ABC, あいう 等
確認テスト
次の問いに答えなさい。
例:Xに「1」を代入しなさい。
X = 1
- Xに「100」を代入しなさい。
- Aに「ABC」を代入しなさい。
- Zに「-10」を代入しなさい。
- Yに「田中」を代入しなさい。